僕が原料を選ぶ基準、処方を組み立てる基準、それは、自分自身の大切な家族に一生涯使い続けさせられるものかどうかです。化粧品開発者であれば誰もがそう思いながらも、流行や経済的な理由に苛まれて、意外と貫くことが難しいのだと思います。僕自身が化粧品開発者としてずっと大事にしていることは、「どんな化粧品を作るか」ではなくて、「皮膚がどんな仕組みになっているか」ということ。難しい技術を追求するのではなくて、皮膚が健やかさを保つ仕組みを追求し、それに忠実に応える化粧品を作るといういたってシンプルなことです。そして、それこそが一生涯使い続けられる化粧品のカタチなのだと思います。これからも、皮膚の仕組みに素直に、決して自分自身が作ったものを過信することなく、皮膚を通じて豊かな生活を届けていければ嬉しく思います。
所属団体
日本皮膚科学会 正会員
日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会所属
日本化粧品技術者会所属
日本香粧品学会所属
ケアメイク協会副理事
2002年より化粧品開発に従事するとともに、東北大学皮膚科 相場節也 教授を師事し、皮膚科学を学ぶ。
多くの美容関係者とともにセミナーやワークショップを開催。
ファッション雑誌等でも美容に関わる情報を執筆する。
2013年には「子供を紫外線から守る会」を発足。
現在は化粧品開発業務と合わせ、美容関係従事者への皮膚科学、化粧品学分野の講師を務める。
以降、肌トラブルに悩む様々な方々に寄り添ったスキンケアブランドや専門店を開発し、世に送り出している。
著書『42歳になったらやめる美容、はじめる美容』(2022年9月16日発売)の他、ナチュラル・クリーンなライフスタイルを提案人気雑誌「リンネル」「大人のおしゃれ手帖」(宝島社) WEB「スキンケア大学」(リッチメディア)、「健康産業新聞」(健康産業新聞社)など多数。
常に、皮膚科学会及び日本の皮膚科医療の最前線の情報をキャッチアップ、自社の研究成果についても毎年の皮膚科学会で発表をしている。
2016年12月「乳幼児向けスキンケア外用剤の開発」発表。
2017年7月「中小化粧品受託製造企業における安全保証の課題」発表。
※日本を代表する香粧品、及び香粧品科学の研究開発専門誌「FRAGRANCE JOURNAL」掲載。
2017年11月7日放映、テレビ東京系列「ワールドビジネスサテライト」にて、日東電化工業開発責任者「茂田正和」と自社化粧品工場や直営店舗が取材をされました。
2018年10月29日放映、NHK「WEBNEWS」にて、日東電化工業開発責任者「茂田正和」の取り組み、目の見えない人たちが自分で簡単にメイクをできる「ブラインドメイク」への挑戦が取材をされました。